選挙で商売あがったり！？
2021/10/25
お客様のありがたさをかみ締める店主藤井
そもそも“商売上がったり”とは？
“商売上がったり”とは、商売や仕事などがうまくいかず、どうしようもなくなったさまを表す関西弁。動詞「あがる」の、物事が完了する、終了するの意味に、完了の助動詞「たり」が付いて出来たとか。
さらに、もう終わった、おしまいになってしまったという意味から“物事がダメになる”の意味に転じたそうです。(参考『ユライカ』)
↑商売上向き↑と思いきや、いわゆる“詰んでる”状態を指すんですから、言葉って面白いですね。
コロナ禍と合わせダブルパンチ
衆議院議員選挙も後半戦に突入、陣営はあとふた踏ん張りといった処でしょうが、わが畳業界では選挙期間中は商品の動きが止まりがちになるのです。
選挙運動に忙しくて畳どころではない、つまり“不要不急のお買い物”扱いなんですね(泣)。
他にも呉服に代表される繊維業界や料亭などの飲食業も同様で、コロナ禍と合わせて“選挙で商売あがったり”。
ダブルパンチでお互いにいたわり合っております。
もちろん、新素材やIT関係など京都発祥の大企業や日用食品のスーパーはほとんど影響はないでしょう。また、レンタル業界や印刷業など選挙で潤う業界も一方にはあるワケで・・お羨ましい限りです。
忘れた頃に“棚からボタ餅？”
とはいえ、じつに珍しいことに、この選挙期間は大仕事が入りました。いつの選挙以来か忘れてしまう位です。
普段にも増して気合いを入れ畳おもてを裏返し１５帖まで仕上げました。残り５帖を揃えてから、納品は明後日水曜日。
ご近所に建つ築大正年間の三連長屋まで行ってまいります。
お客様、やっぱりありがたいですね。
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藤井畳店 藤井 資久
